迷惑日誌18

こちらで「迷惑日誌」を書いている、藤本瑞樹と申します。今回はやや真面目な内容なので、本名を名乗っています。次回以降またふざけていきたいと思います。

5/24

迷惑日誌(これ)がアップできていなかったので、出勤前に1週間分くらいを予約投稿。明日からしばらく毎日投稿されます。

今日の稽古は、あやの先生にみんなで発声を習うところからスタート。公演まで1か月くらいになってきたので、コミュニケーションを兼ねたゲームはやめて、きちんと声を出すことに。ひさしぶりに基礎をやった。

その後、理屈では全ての台詞が入っていることになっているので、確認の意味を込めて頭から通して読む。ハハハ、まあ、そうっすよね、理屈は理屈でしかないですよね。という結果。予想してたことではあったけど。これやるとみんな軽くヘコむんよね。でも必要な過程なのでやります。

とあるシーンで白熱し、我々の稽古場の隣で瞑想をやっていた団体さんから「瞑想できないんですが……」とクレームが入る。俺らが悪い。完璧に俺らが悪いのだけど、瞑想をやっているのなら我々の白熱具合をも気にせずに集中してほしかった。マインドフルネス発揮して、ありのままを受け入れてほしい。まあ、100%俺らが悪いんだけど。

稽古終わりにパーティー回のアイデアを募る。大体2mmがやりそうなアイデアが、客演陣から出てくる。どの公演でもこういう瞬間があり、みなさん大体2mmに出ていただくべくして出ていただいてるよな〜と思う。

その流れで、今回の公演ではトリガーアラートはやらないのかという質問が出る。トリガーアラートというのは、トラウマを呼び起こすような作中の演出を事前に公表する取り組みで、観客の安全性を確保するものとして、近年少しずつ広まっている。よい取り組みだと思うし、それ自体を否定することは全くないのだけど、広く芸術作品に対する個人的な考えがトリガーアラートの理念と相反するため、俺は出したいと思わないんですと述べる。達郎くんも出したいと思っていないらしく、そういった考えの我々が「主催」としてトリガーアラートを出すというのは、どうしても茶化してしまうというか、あまり褒められたものではないやり方になりそうだということで、今回の作品でトリガーアラートは出しません。あらかじめご了承ください。