撮影と録音

藤原です。

今回の公演では、たくさんの方に飯野さんの30周年を祝ってもらいたいので、「お客さんを呼ぶために、宣伝に力を入れよう」と決めていて、その第一弾として、稽古の合間を縫ってPVの作成を行いました。

この日、私は数年ぶりに、髪を整髪料でセットしました。

Screenshot

髪をセットしてスーツを着た姿は、以前、飛ぶ劇の舞台で、照明家のIさんに見られた際、「なんか企業舎弟みたいだな」という感想をもらった過去があります。
撮影はみずきくんのスマホで行われたのですが、「達郎くんは、“パンク”担当ね」と、事前によくわからないコンセプトだけ伝えられていて、撮影中、「いいよ~、達郎くん、もっと、もっとパンクで。あ~、いいね~。それ、パンクって言うか、もはやバンクだね、バンク。銀行」などと、グラビアアイドルをノセるカメラマンのような方法で撮影されました。自分の中のジョニー・ロットンをうまく表現できたんじゃないかと自負しています。
このPVは別でナレーションも収録し、異なるバージョンも公開しました。

また、藤王がラジオのアプリで配信を行っていて、そこで宣伝してくれるということになり、出演者インタビューの録音も行いました。

「ランダムに提示されるお題について、5分程度しゃべる」という内容で、私の時は、「結婚前の同棲には賛成ですか? 反対ですか?」というテーマでしゃべりました。
「どちらかと言えば、賛成、ですかね。でも、反対する人の気持ちも、わからないではない。私自身は、婚約した時点で同棲していました。だって、一緒に住んでみないと、わからないことってたくさんあるじゃないですか。結婚後にわかるより、結婚前にわかった方が、ね、何かと都合がいい。まあ、わからないこともありますけどね(笑)。そこはお互いに人間ですから。20年一緒にいたって、わからないことはわからない。また、わかった方がいいこともあれば、わからない方がいいことだってある。わかることが全てじゃない。わかることはわかるし、わからないことはわからない。ケース・バイ・ケース。わかり合いたいと願う、それが人間という生き物ですが、願った所で、わかり合えない部分はどうしたって出てくる。それが人間。あるいは、わからないと思っていたことが、自然とわかるようになることもあるし、俺はそこ、わかってるぜ、と思ってた所が、実はそうじゃなかった、みたいな。ティー・ピー・オー。それが人間。ラブ人間。つまり、何が言いたいのかというと、好きにすればいいんじゃないですかね」
みたいなことをくっちゃべっていたら、5分経っており、お芝居の宣伝を全くしていませんでした。

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飯野智子演劇生活30周年記念公演
大体2mm『迷惑』
作:藤原達郎 演出:藤本瑞樹

日程:6月29日(土)14:00/18:00★パーティー回
     30日(日)14:00
会場:J:COM北九州芸術劇場 小劇場

詳細はこちら
https://about2mm.com/meiwaku/

クラウドファンディングも実施中です。
https://motion-gallery.net/projects/about2mm