藤原です。
29日(土)の18時の回は、「パーティー回」と称し、飯野さんの30周年を祝うため、パーティーっぽい雰囲気を前面に出した公演を考えています。
と言っても、お芝居の内容自体を変えるつもりは(今の所)ありません。
だって、通常回とパーティー回で2パターンの段取りを覚えないといけないとか、単純に大変じゃないですか。
それ以外の部分で、何かできないものかと、画策しています。
なぜこのような回を計画しているのかというと、近年、土曜の夜の回は、どこの団体も集客が厳しいらしく、お客さんが少なくて、お席の寂しい感じがし、人が減って、数字的に不安定な面があり、難しい環境の下、お客さんに来ていただけず、つまり、集客が厳しいのです。
土曜の夜くらいは、おうちでゆっくりしたい、ということなのでしょうか。
なのでしょうね。
かく言う私も、観劇を行うのは主に昼です。
そこで、我々も何かしよう、と考えたのでした。
どの団体もあの手この手で対策を講じており、よく見かけるのは、アフタートークのようなイベントですが、アフタートークというのは、トークする必要があり、私は、脚本と俳優のスキルは磨いてきましたが、トークのスキルは磨いてきておらず、私のトークで集客が伸びるとは思えず、そしてトークのないアフタートークは、もはやアフタートークとは言えず、ただのアフターで……アフターじゃ、あれですね、キャバクラやホストなんかの、店外サービスになっちゃいますね、なんて言えばいいんでしょう……居残り、かな、居残りです、ただの。そんなものを計画して集客が伸びるわけがありません。
そもそも、なぜイベントを計画するのかというと、通常の公演、プラス、楽しめる何か、でお客さんを呼ぼうという試みなので、そのプラスアルファの部分が魅力的であれば、イベントでなくても良いわけです。
例えば、「土曜の夜の回は、ただで観れます」というキャンペーンを行えば、そりゃ、お客さんは来てくれるでしょう。しかしそれでは、我々の公演が成り立たず、本末転倒です。
大事なのは、あくまでメインはお芝居に据え、土曜の夜に劇場へ行きたくなるようなプラスアルファ、です。
そこで発想を逆転し、観劇するにあたってお客さんへの要求を増やすことで、より楽しんでもらえる何かはないか、という点から考案したのが、ドレスコードです。
ドレスコードがあると、観に行く際の服装を考えなければならないけれど、その考えている時間は、きっと楽しいものだろう、と我々は思ったのです。
厳密に服装にルールがあるわけではなく、あくまで、各人の考えるおしゃれな服装、くらいの、ゆるいコードです。
みんなでおしゃれして観劇しようぜ、その様子をカーテンコールで見渡す我々も楽しいぜ、というものを目指しています。
あとは終演後に飯野智子の楽屋挨拶を計画しています。
その他、どうやってパーティー性を持たせるのか、絶賛考え中です!
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飯野智子演劇生活30周年記念公演
大体2mm『迷惑』
作:藤原達郎 演出:藤本瑞樹
日程:6月29日(土)14:00/18:00★パーティー回
30日(日)14:00
会場:J:COM北九州芸術劇場 小劇場
詳細はこちら
https://about2mm.com/meiwaku/
クラウドファンディングも実施中です。
https://motion-gallery.net/projects/about2mm